12球団OKと明言した大船渡・佐々木朗希の「意中の球団」
その上で「すべてのタイトルを取れるような投手になりたい」とも話した。それが実現できるのが意中の球団ということになる。
「佐々木が面談を希望する目的のひとつは、自分が行きたい球団が本当に指名してくれるかどうかを確認するためではないか」と、地元関係者はこう続ける。
「ドラフトはくじ引きだから佐々木は球団を選べない。ただ、佐々木自身は自分を育ててくれた家族を気にかけている。東日本大震災で被災したこともあり、本人は『たくさんの方々に支援をしていただいて、その恩返しができたら』と話している。地元への思いが強く、東北を本拠地とする楽天は意中球団のひとつといわれています。面談をすれば、球団ごとの本気度や熱意は肌で感じることができます」
■国保監督のトラウマ
それは国保監督も気になるところだろう。国保監督は筑波大時代の同級生で、現在は仙台大でコーチを務める坪井俊樹さんが2008年、ロッテに4位で入団したときの経緯がトラウマになっているようだ。ドラフト前は阪神が坪井さんを上位候補としてリストアップ。スポーツ紙にも「虎の恋人」と報じられたが、結局、阪神は指名しなかった。