ロッテ1位・佐々木「キャンプは一軍」で根尾の二の舞懸念

公開日: 更新日:

■過熱報道に影響された結果

 今年の春季キャンプでの根尾(中日)がまさにそうだった。本格的に遊撃に転向したのは高校2年時とあって、ドラフト1位でも即戦力とみる者は皆無。そうでなくとも、体力で劣る高卒ルーキーは二軍キャンプからスタートするのが定石だ。にもかかわらず、与田監督は連日の過熱報道に影響されたのか、「根尾は一軍キャンプ」と明言。キャンプ1クール目の紅白戦出場も伝えていたという。

 そんな影響もあって、1月下旬に右ふくらはぎを故障し、キャンプは二軍暮らし。8月には右ヒジを痛めた。中日が根尾を「3年かけて鍛える」方針に変えたのは、2度目のケガの直後だった。

 ロッテも今季、ドラ1新人の藤原恭大(外野手)をキャンプから一軍帯同。オープン戦14試合に出場させた。話題づくりの面があったことは否めない。佐々木に関しても井口監督はさっそく、「基本的には一軍でやらせるつもり。ブルペンで彼のボールも見てみたい」と来春キャンプの一軍スタートを決めた。

 佐々木もマスコミの餌食になるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動