ロッテ1位・佐々木「キャンプは一軍」で根尾の二の舞懸念
■過熱報道に影響された結果
今年の春季キャンプでの根尾(中日)がまさにそうだった。本格的に遊撃に転向したのは高校2年時とあって、ドラフト1位でも即戦力とみる者は皆無。そうでなくとも、体力で劣る高卒ルーキーは二軍キャンプからスタートするのが定石だ。にもかかわらず、与田監督は連日の過熱報道に影響されたのか、「根尾は一軍キャンプ」と明言。キャンプ1クール目の紅白戦出場も伝えていたという。
そんな影響もあって、1月下旬に右ふくらはぎを故障し、キャンプは二軍暮らし。8月には右ヒジを痛めた。中日が根尾を「3年かけて鍛える」方針に変えたのは、2度目のケガの直後だった。
ロッテも今季、ドラ1新人の藤原恭大(外野手)をキャンプから一軍帯同。オープン戦14試合に出場させた。話題づくりの面があったことは否めない。佐々木に関しても井口監督はさっそく、「基本的には一軍でやらせるつもり。ブルペンで彼のボールも見てみたい」と来春キャンプの一軍スタートを決めた。
佐々木もマスコミの餌食になるか。