八村塁が初の無得点…“身内ライバル”台頭でスタメン降格も
ワシントン・ウィザーズの八村塁(21)の勢いが止まった。
6日(日本時間7日)のインディアナ・ペイサーズ戦は20分間の出場で8リバウンド、1アシスト。5本のシュートを放ちながら、ネットを揺らすことなく、開幕戦から7戦目で初のノーゴールに終わった。
第3クオーター途中でベンチに下げられた八村は「僕が出ている時に流れが悪くなった。(終盤で起用されなかったのは)コーチの判断だと思う」と、納得した表情で話したが、スタメンの座は危うくなってきた。
ここまで八村はフィールドゴール(FG)成功率44・8%、3P成功率25%。相手ディフェンダーにシュートを阻まれるなど、NBAの壁にぶち当たっている間に、「セカンドチーム」といわれる控え選手が調子を上げてきたからだ。
レイカーズから移籍した身長211センチのワグナー(22)は積極的にシュートを放ち、FG成功率は八村を上回る59・2%。スパーズから移籍のベルターンス(26)は得意の3Pの精度を上げており(成功率50%)、1試合平均13・1得点。いずれも八村とポジションがかぶり、NBAでの経験の差もあって、チャンスの場面ではルーキーよりもパスを受ける機会が増えてきている(成績は6日終了時)。