山口俊が入団会見で放った「マグワイア止まり」発言の波紋
先が思いやられる船出である。
ポスティングシステムでブルージェイズへの移籍が決まった山口俊(32=前巨人)が15日(日本時間16日)、本拠地トロントのロジャーズ・センターで入団会見。ブルージェイズを選んだ理由を「唯一、カナダの球団。1チームだからこその偉大さはあると思う。そういうチームでプレーしたいと思った」と説明した。
米メディアから元幕内力士の父親と同じ相撲を選ばなかったことを問われると「大人になるにつれ、お尻を出すのが恥ずかしくなった。それで野球の道に」と話し、笑いを誘った。メジャーで対戦したい打者について話が及ぶと「僕の中ではマーク・マグワイアで止まっている」と、1980年代後半から90年代中盤にかけてメジャーを席巻したスラッガーの名前を口にした。
サミー・ソーサとの本塁打王争いは日本でも注目を集めたが、マグワイアが引退した2001年以降も強打者は続々と生まれている。これからメジャーに挑戦しようという選手が現役選手を知らないようでは、地元メディアやファンから反感を買うことにならないか。