巨人・丸が初実戦2安打の貫禄 S班でも見せた“決定的違い”
巨人の丸佳浩(30)が宮崎1次キャンプ最終日の13日、紅白戦に「3番・中堅」で出場。いきなり2安打を放ち、貫禄を見せつけた。
実戦初打席となった初回に右中間を破る二塁打を放つと、2打席目も初球を右前へ運んだ。
今キャンプは、坂本らと独自調整が認められる「S班」でスタート。ファームの若手に交じって調整した。室内練習場では連日1時間以上の打ち込みを敢行。丸は、「1打席目からいいスイングができるように(フォームを)固めてきた。やってきて良かった」と汗を拭った。1打席目はカーブだったが、「ある程度ストレートを待っている中で反応できた」と涼しい顔。原監督も、「チームの手本という形で出てくれるのが非常に大きい」と最敬礼である。
広島から巨人へFA移籍した昨季は打率・292、27本塁打、89打点の成績を残した。そんな丸の動向を気にかけている選手がいる。広島の鈴木誠也(25)である。
昨季は打撃全部門でチーム最高成績を残し、首位打者(・335)、最高出塁率(・453)の2冠。プレミア12では日本の4番として世界一に貢献し、MVPを受賞した。広島のさるチーム関係者がこう言う。