米球界を襲う新型コロナ 試合数減でマイナー選手が大打撃
■開幕前に降格なら苦しい生活に
今季、日本人選手ではヤンキース傘下の球団から移籍した加藤豪将(25)がマーリンズとマイナー契約し、今キャンプには招待選手として参加。オープン戦は14試合で、12打数3安打の打率2割5分、1打点、4得点。開幕をメジャーで迎えられればともかく、マーリンズの内野陣は層が厚い。現時点でメジャー40人枠には入っていないだけに、開幕を前にマイナー降格を宣告されるようならシビアな生活を強いられる。
NBAでは、メンフィス・グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ日本代表の渡辺雄太(25=傘下Gリーグ・ハッスル)がピンチだ。このツーウエー契約はNBA登録日数に応じてボーナスが支給され、45日間で最大約4300万円が通常の年俸以外に支払われる。メンフィスの地元メディアによれば、渡辺はここまでグリズリーズでの登録日数が40日間に達しており、満額を手にできるまで残り5日だという。
チームは今季17試合を残しており、早ければ今月中にもクリアできただけに、このまま中止なら渡辺は泣くに泣けない。