森会長がポロリ「神頼み」…延期の五輪7.23開催決定の拙速
この予測通りであれば、来年夏はどう考えても不可能だ。また、開催間際になって可否をめぐってバタバタするのか。競技選手の調整を考え、早めに日程公表に踏み切るのは理解できるとしても、いくら何でも「今」は早過ぎるだろう。
ところが、31日付の朝日新聞の記事によると、東京五輪組織委のメンバーは<延期決定からほぼ1週間での決着に、ある組織委幹部は「ロケットスタートに成功した」と大喜びだった>というから、驚くばかりだ。
とりわけ、森会長に至っては<神頼みみたいなところはあるが、そうした気持ちが必ず通じていくと思う>と語っていたというから唖然呆然。
新型コロナウイルスの終息や予定通り開催できるかどうかが「神頼み」なんて、科学的根拠が何もないまま新日程を決めた、と白状したに等しいだろう。首相時代に「神の国」発言が問題視された森会長だが、USAトゥデー紙が聞いたらクラクラするに違いない。
【写真ギャラリー】東京五輪延期を受け、会見を行った森会長