名門横浜 OB村田新監督&共学で東海大相模1強に“待った”
横浜高(神奈川)は1日、野球部の監督としてOBの村田浩明氏(33)の就任を発表した。村田監督は「打診を受けた時はかなり悩んだが、母校が窮地に立っている。陰ながら力になりたいと思った」と受諾した理由を明かした。
2003年センバツで涌井(現楽天)とバッテリーを組んで準優勝。3年時は主将として夏の甲子園8強だった。日体大を卒業後、霧が丘(神奈川)の部長を経て7年間、白山(同)の監督を務めた。18年夏の北神奈川大会で8強。恵まれない公立校で手腕を発揮し、県内で知られた存在だった。
横浜は昨秋、当時の平田徹監督と金子雅部長が部員への暴言や暴力で、解任されていた。高校野球関係者がこう明かす。
「昨秋の事件発覚で、当時中学3年だった有望選手数人が横浜高校への入学を敬遠したそうです。今の神奈川は、というより、関東近郊のU15日本代表クラスの中学生は、東海大相模(神奈川)、横浜、日大三(東京)の3校から選ぶことが多い。でも、横浜がゴタゴタしているため脱落した格好になっていた。神奈川は中止になったセンバツでも優勝候補に挙げられていた東海大相模の1強時代になろうとしていたが、腕利きの村田監督が就任した横浜が待ったをかけられるか。注目が集まります」