大谷の投手復帰を後押し 本拠地ひきこもりはむしろ好都合
エンゼルス・大谷翔平(25)の仕上がりが順調だという。
今季就任したキャラウェー投手コーチは7日(日本時間8日)、電話取材に応じ、大谷の遠投の距離が55メートル以上に達したと明かし、投球練習の再開にゴーサインを出した。同コーチは最も気になる投手に大谷の名を挙げ、「もういつでもマウンドで投げられる。健康なのは確かだ」と、近日中のブルペン入りを示唆した。
現在、アナハイムの本拠地で汗を流している大谷は、他の選手同様、難しい調整を強いられているが、同コーチは「今の状態ならブルペンに入っても制限なく投げられるだろう」と話した。
5月初旬にアリゾナ州フェニックス近郊に全30球団が集合してレギュラーシーズン開幕を検討しているとの噂があるものの、実施は不透明。当面、エンゼルスタジアムで汗を流すことになる大谷にとって、本拠地ひきこもりはかえって好都合だ。
大谷の投手復帰は当初、5月中旬が予定されていた。通常通りに開幕していれば、DHで出場しながら、遠征先でのブルペン入りや、マイナーでの実戦登板をするはずだった。