JFAが支援制度創設…今こそサッカー界の底力に期待したい
今後はレフェリーやクラブ役員、さらには医療従事者にも支援の輪を広げていく考え。そのためには「7億円ではとても足りない」と田嶋会長は言う。そこで「(サッカー界の諸)先輩たちが蓄えたものや(天皇杯)100周年で貯めたものなど諸々ある財源」を支援に回す予定という。
■支援金の税源は7億円ではとても足りない
具体的にはクラブ(スクール)への支援額としては100万円を上限に80万円、60万円と柔軟に対応していく。申請はWebになるが、電話による相談窓口の設置を急ぐという。融資(無利子で長期の返済)なのか、給付になるのか、その判断は「ベースとして(申請者の)性善説を考えているが、47都道府県にも調査してもらいます。第1種(プロを含む社会人)から第4種(小学生)と女子もあるので、どのくらい逼迫しているのか、プロに調べてもらいます」と支援対象が多岐に渡る難しさも滲ませた。
これらの施策は「5月14日の(JFA)理事会でのゴーサイン(が必要)ですが、事前にアナウンスしてゴールデンウィーク明けには受け付けを始めたい」と迅速に行うことを明らかにした。