公式戦縮小で問われる監督の手腕 今季は何人がクビに?
各球団の補強、編成に影響を及ぼすことは間違いない。セ球団幹部が言う。
「選手の年俸削減問題さえ浮上する中、複数の支配下選手を育成契約にせざるを得ない球団も出てくるだろう。積極的に補強できず、ドラフトの指名人数も減る可能性がある。限られた戦力で来季を戦うには監督の手腕が欠かせない。いくら公式戦が縮小されても、成績が低迷すれば監督人事のテコ入れは必要です」
■2011年は4人の監督が交代
特に契約最終年を迎える監督は今季、よほどの覚悟を持って戦う必要があるのではないか。
今季で契約が切れる12球団の監督は、2年契約最終年の西武・辻監督、1年契約の日本ハム・栗山監督、DeNA・ラミレス監督の3人。西武の辻監督は昨年、リーグ連覇を達成するなど結果を残しているが、栗山監督は昨シーズンBクラス(5位)に低迷したことでオフに進退問題が浮上。就任5年目を迎えるラミレス監督も、親会社は1998年以来となるリーグ優勝を求めており、今季の成績が問われそうだ。