阪神藤浪に復活の予感 “自虐メール”にメンタル成長の片鱗
「ひょっとすると今年は活躍するかもしれない」
阪神の藤浪晋太郎(26)について、ある球団OBがこう言った。
3月下旬に同僚の伊藤隼、長坂とともに新型コロナウイルスに感染。その直前に選手、タニマチ、マスコミ関係者、知人女性ら十数人による大合コンに参加していたことが判明した上に、そこから複数の感染者が出るクラスターが発生したこともあり、「不謹慎だ」とファンやマスコミから大きな批判を浴びた。
退院後は自宅待機の期間を経て練習に復帰。24日の練習では、67日ぶりとなる実戦形式のマウンドで打者5人を相手に4三振を奪った。「コロナ騒動」もあって、さぞかしヘコたれているかと思いきや、前出のOBが現状をこう明かす。
■「虎VID-19、コロ浪晋太郎」の自虐ネタも
「実戦登板では、課題となっている右打者3人から3奪三振。ハッキリとボール球とわかる球も少なかったようです。最近になって藤浪は、親しい人にメールなどで<『虎VID-19』こと、コロ浪晋太郎です>と、ネット上でつけられたあだ名を逆手に取った自虐ネタを披露しつつ、感謝の気持ちを伝えた上で、『しっかりプレーで取り返せるよう頑張ります』と、挨拶している。前向きに野球に取り組もうとしているようです。やったことは褒められたものではないですが、コロナ騒動を契機に精神的に強くなり、一皮むけるきっかけになるかもしれません」