清原氏の復帰支えるPL人脈 執行猶予明け初TVは後輩後押し
この日の番組のMCはその片岡氏が務め、解説者としてPL学園出身で横浜OBの野村弘樹氏が同席、中日OBの立浪和義氏が電話出演し、先輩の脇を固めた。思えば、昨年12月に清原氏が参加して東京・八王子市で開かれた小学生向け野球教室を主催したのも、PL学園の後輩が立ち上げた財団法人だった。この野球教室には前出の野村氏のほか、橋本清氏、宮本慎也氏、入来祐作氏ら同校OBが駆けつけ、イベントの最後に清原氏を胴上げするなど、盛り上げ役を買って出た。
強豪の名をほしいままにしたPL学園野球部も4年前から事実上の消滅状態とはいえ、これまでに全国高校野球部で断トツの80人近いプロ野球選手を輩出し、プロ球界では一大派閥。立浪氏や宮本氏、西武の松井稼頭央二軍監督らは、いずれ古巣の監督になるであろう人材で、球界やメディアへの影響力も大きい。彼らにとって清原氏はレジェンド的存在。この日の番組内でも片岡、野村、立浪の3氏は「野球界に貢献していただきたい」と口を揃えた。球界復帰が容易じゃないのは事実だが、PL学園OBの存在は清原氏にとって心強い限りだろう。