ともに6連勝 G菅野とE涌井に見るカーブの効用とその勇気
■菅野、涌井、西…共通点は勇気
セ・リーグでも、同じ開幕6連勝と圧倒的な投球を続けている巨人の菅野智之(30)も上半身始動の新フォームに改造した今季、春のキャンプから「カーブが良くなったと感じる」と手応えを口にしていたし、投手成績で上位にいる阪神の西勇輝(29)、楽天の則本昂大(29)あたりも、カーブの重要性を口にして今季に臨んでいる。
落差の大きいカーブは打者の目線を上にあげることのできる唯一の球種だ。勇気を持って投げさえすれば、効くのは当たり前。上記した投手はいずれも、打者の内角を大胆に攻めるという共通点もある。コントロールミスで長打の危険性が増す内角球を投げるのもまた勇気。勝てる投手には理由がある。