9月場所休場の白鵬が塗り替えたい「もう一つの横綱記録」
初日から全休は貴乃花11回、白鵬6回
しかし、そんな白鵬でもいまだ後塵を拝している記録がある。それが「横綱休場記録」だ。
歴代1位は貴乃花の16回。白鵬は今場所を含めて14回と肉薄しているものの、その内容はいささか異なる。上記の数字は途中休場を含めた回数。初日から全休したのは貴乃花が11回、白鵬は6回だ。
横綱は土俵に君臨する最高位力士。「今場所は万全ではなく、横綱としての相撲が見せられないのはファンに失礼」という休場理由は、言い訳としては通る。一方、出場した以上は土俵を全うするのが横綱の義務だ。
白鵬は序盤で取りこぼすなど、自身の優勝が危うくなるとさっさとケツをまくる癖がある。ファンの期待や思いなどはこの横綱の中に存在していないのだろう。
現状では貴乃花の横綱休場記録を塗り替えるのも時間の問題。いっそ稀勢の里(現荒磯親方)の持つ歴代最多の8場所連続休場も更新してみたらどうか。