ソフトBは深刻な「ロッテ恐怖症」CSの命運握る10月の6試合
クライマックスシリーズ(CS)での決戦は避けられそうもない。
4日、ソフトバンクは日本ハムを下して首位をキープしたものの、2位ロッテも西武を倒してゲーム差は2のまま。オリックスに敗れた3位楽天とロッテとの差は5・5ゲームに広がり、いよいよCSでの激突が濃厚となってきた。
昨年、8勝17敗と大きく負け越したソフトバンクの「ロッテ恐怖症」は重症だ。今季も4勝10敗1分けと一方的である。
今季はコロナ禍の影響により、CSファーストステージは廃止。首位と2位による頂上決戦になる。首位には1勝のアドバンテージがあるものの、こうも苦手意識を植え付けられてはセーフティーリードになるかどうか。
なにせソフトバンクは本拠地ペイペイドームのロッテ戦は1勝5敗と散々。今季初めてロッテを福岡に迎えた6月の初戦に勝って以降は5連敗とコテンパンである。
「ソフトバンクはそんなロッテとの直接対決を9試合も残している。特に今月は本拠地でのロッテ戦が6試合ある。ソフトバンクが首位を堅守すれば、CSは本拠地開催。そこに苦手ロッテが乗り込んでくるとあれば、少しでも悪印象を払拭しなきゃならない。最低でも勝ち越さなければ、リーグ1位になってもCSはどうなるかわかりませんよ」(球団OB)