久保建英3試合連続スタメンも…突き付けられた最重要課題
欧州リーグ(EL)でビジャレアルが、アゼルバイジャンのカラバフと対戦(日本時間30日午前3時開始)。3―1のスコアで順当勝ちした。
公式戦3試合連続スタメンの日本代表MF久保建英(19)は、左サイドMFとしてプレー。前半は<消えている時間>が目に付いたが、後半になると右サイドMFのFWチュクウェゼと頻繁にポジションを入れ替え、カラバフDF陣を手玉に取ってスペインメディアから「後半になると解き放たれた。クボがボールを持つと風景が変わる」と絶賛された。しかし、なかなか<結果が付いてこない>のが、久保のウイークポイントである。
試合はスコアレスで後半30分を迎え、そこでビジャレアルのエメリ監督は<3選手同時交代>を決断。久保に見切りをつけてエースFWパコ・アルカセルをピッチ内に送った。試合が動いた。
カラバフが同33分に先制すると2分後、ビジャレアルのMFピノ・サントスが同点弾。同40分と同51分にはパコ・アルカセルが連続ゴールを決めて逃げ切った。結局、3点とも後半30分から途中出場した選手がゲット。久保は好パフォーマンスを披露したとはいえ、欧州で攻撃系の選手は流麗なプレーよりも、ゴールとアシストをどれだけ残したか、によって評価が大きく変わる。より貪欲にゴールとアシストにこだわっていく――。今の久保に必要な最重要課題を突き付けられた格好である。