男子プロは危機感を持ち「魅せるゴルフ」に徹しなければ
40年近く前は、パットは「どこからでも入る」イメージがあり、自信がありました。18番カップは土曜日がセンター奥。
3番アイアンでピン左7、8メートルにオン。フックラインを読み切ってバーディーでした。日曜日は今と同じピン位置になり、グリーン右手前です。
左エッジに外し、残り12~13ヤードを9番アイアンで転がし、ピン右上1メートルちょっと。カップを外したら1ピン以上もオーバーというしびれる状況です。それを沈めて65でホールアウト。通算9アンダーで青木功さんに追い付きプレーオフになりました。プレーオフは16番で行われ1ホール目にピン上2メートルのバーディーパットを沈めて、その年は日本オープンに続く日本タイトルを獲得することができました。
18番はグリーンに乗ったからといって、簡単に2パットでホールアウトできません。ピン上からは、薄めに打って1ピンオーバーの覚悟で打つしかなく、最後は開き直りです。
■極限状態でパットに集中できるか