虎佐藤輝がOP戦5号 ミスター級のバカ当たりで気になる反動
佐藤輝はこれまでオープン戦全9試合に出場。試合終盤に途中交代することもあるが、キャンプの紅白戦、練習試合を含め、ほとんどの試合に出続けている。矢野監督はキャンプ終盤、多くの投手と対戦し、守備の経験を積ませるため、できる限り試合にフル出場させる方針を示していた。
■フル出場の体力的問題
「春先、体力的な問題をどう乗り越えられるかでしょう」とは、阪神OB。
「多くの試合に出ることで経験を積むことはできますが、初めてのキャンプからの疲労もあるはず。その反動が開幕直後に出ないとも限らない。アマ選手は年間を通して試合に出続けた経験がない。何年もプロ生活を送っている選手でさえ、4月から5月にかけて疲れがたまる。まして佐藤輝はキャンプ中の連続ティー打撃でバテてしまい、コーチから『持久力がない』と指摘されている。スタミナ面で不安がある上に疲労がたまれば、その分、故障のリスクも高まります」
オープン戦新人本塁打記録を持つ佐々木恭介の1年目(社会人出身)は開幕一軍で迎えるも、夏場に故障するなど公式戦は5本塁打に終わった。
本当に長嶋(29本塁打)や田淵(22本塁打)に近づくには、まずは“ひと山”乗り越える必要がある。