阪神・佐藤輝“逆方向弾”OP戦4号で見えてきた弱点と攻略法

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 阪神ドラフト1位の佐藤輝明(22=近大)が止まらない。

 14日の巨人とのオープン戦で、左翼ポール際へ、オープン戦単独トップとなる4号ソロ。一度はファウルと判定されたが、矢野監督のリクエストで、ホームランに覆った。昨季本塁打と打点2冠の巨人・岡本和も苦笑いを浮かべる逆方向弾だった。「セ・リーグで優勝するためには倒さないといけない。伝統の一戦と呼ばれる巨人戦で打つことができて良かった」と宿敵相手に存在感を見せた。

 新人がオープン戦で4本塁打をマークしたのは球団初。4発中3本が広い甲子園での一発で、4本全てが中堅から左翼に飛んでいる。

 七回の第3打席では、左腕・戸根の外角スライダーを引っ張って右前打。これでオープン戦打率を.370とした。矢野監督は「開幕? スタメンで今の状態を見せてくれるなら、もちろん行く。将来を考えて使うつもりでいる」と開幕スタメンを明言した。

 周囲の期待は高まるばかりだが、浮かれてもいられない“ある傾向”が出始めているという。先月のキャンプから密着マークを続けるある球団のスコアラーが証言する。

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