全試合ネット裏? 甲子園抜けて付近の練習試合をチェック
球団のリストに載った兵庫のある工業高校の投手が大会期間中、練習試合を組んでいたのでチェックしに行くつもりだったけど、担当から「去年の秋からほとんど伸びていないし、そこまでの投手じゃない」と報告があったので視察は見送った。
■智弁学園の前川の打撃は一級品
それにしても大会4日目の23日は注目選手が目白押しで大忙しだった。
高校ナンバーワン投手の市和歌山・小園健太に始まり、続く2試合目は智弁学園(奈良)対大阪桐蔭戦。3戦目の広島新庄にしても投手2人がリストに載っていた。
中でも智弁学園の前川右京外野手(左投げ左打ち)は高校通算30本塁打、1年時から4番打者として夏の甲子園に出場しているスラッガーだ。この日は5打席あって四球、二ゴロ、四球、四球、右飛。安打はなかったものの、5打席目の右飛は見応えがあった。風で押し戻されなければ、あるいはスタンドに放り込んでいたかもしれない。
3四球は選球眼が良いというより、大阪桐蔭のバッテリーが警戒したがゆえだろう。勝負を避けているように見えた。
足と肩はともかく、打撃は一級品だ。