五輪マラ史上最悪 元陸連幹部が憤怒の北大構内“21”の危険

公開日: 更新日:

「大学構内では大勢の選手がコース取りに気を使うだけでなく、これだけ狭い道で小刻みな右折、左折が何度もあれば接触による転倒の危険もある。後半の20キロは10キロの周回コースを2周する。つまり、直角の曲がり角が7カ所もある北大構内を計3回も走ることになる。変則の周回コースというだけでも、五輪に適さないのに、こんな危険なコースを走らせるとは、マラソンをわかっていない者が決めたのだろう」

 コース選定に関しては当初、札幌中心部を2周する案の組織委員会と、コンパクトに7キロを6周する案の世界陸連がぶつかった。妥協案として今回のコースに決まったわけだが、札幌市民からは「北大の中をグルグル回って、大学の宣伝みたい」という声もある。

 新型コロナウイルスの変異株が全国に猛威を振るい東京五輪の開催は厳しくなってきたとはいえ、五輪陸上の花形種目といわれるマラソンのコースもここまで「変異」したのか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造