三笘薫 代表当確も焦燥感「1秒たりともムダにはできない」
同じ川崎アカデミー門下生である三好康児(アントワープ)、久保建英(ヘタフェ)と2列目を結成。強豪相手に圧倒的な打開力を見せつけるはずだったが、仕事らしい仕事ができず、後半21分に相馬勇紀(名古屋)との交代を強いられたのだ。
「左の薫の特徴はチームの強み。もっと外を広く取らせてフリーな状態での1対1なら確実に勝てる。それをうまく使うためにもチーム全体で幅を使うことを共有できればよかった」と年長者の三好は反省の弁を口にしたが、三笘自身は激しいショックを受けたはず。
欧州CL4強経験者の内田篤人氏が「三笘君と久保君の違いは海外慣れ」と指摘した通り、屈強な相手と日常的に渡り合っている久保はプレーに余裕を感じさせたが、三笘は違った。
突きつけられた差を埋めるためにも、近い将来の海外移籍を実現させることが早道だ。
しかし、今は目先の試合を積み重ねるしかない…。そう考える男は4月以降のJで気を吐いている。
4月3日の大分戦では早速、2得点を叩き出してヒーローになった。