東京五輪は“無法地帯”開催へ一直線!「濃厚接触者も出場可能」ならルールはなし崩し
■不正や隠蔽の温床になる恐れ
今年5月にクラスターに見舞われたプロ野球の広島の例でもわかるように、選手からコロナ感染者が出れば、コーチやチームメートに感染が広がったり、濃厚接触者に認定される可能性が高い。コンタクトスポーツなら対戦相手もその恐れが出てくる。内閣官房の担当者に限らず、政治家や組織委の人間が真顔で筋の通らないことを言うのは、ルールを厳しくすればするほど、競技が成り立たない恐れが出てくることを分かっているからだろう。
「IOCや政府、組織委は、なし崩し的にルールを緩めかねません」とは、放送関係者。
「選手は抗原検査を毎日受けますが、ドーピング検査とは違い、検査の検体となる唾液は各選手団のコロナ対策責任者による監督のもと、選手の各部屋などで採取する見通し。密室ゆえに、他人の唾液を入れるなど不正の横行が懸念されている。仮に濃厚接触者が大量に出ようものなら、“隠蔽”しようとしてもおかしくない、という声すらありますから」
ただでさえ「バブル方式」の穴を指摘する声がある中で、「東京無法地帯」はすぐそこまで来ている。