パラリンピックは無観客決定でも…中止にならない「令和の学徒動員」の是非

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「これは一体何ですかね。やり方が非常に汚いですよ」

 こう嘆くのはスポーツファンの吉川潮氏(作家)だ。

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 16日、東京五輪・パラ組織委員会は4者協議の結果、24日からのパラリンピックを無観客で行うと発表した。

 新型コロナの感染者は日増しに増え続け、13、14日は2日連続全国で2万人超。無観客は当然だが、それでも「学校連携観戦」は希望者を対象に行うというのだから、驚くしかない。

■緊急事態宣言の追加、延長が決まった当日

 これは自治体や小中高の学校を中心に、児童や生徒に競技を観戦する機会を与えるというもの。しかし、平時ならまだしも、この日は東京都など6都府県の緊急事態宣言が、9月12日まで延長の方針になったばかり。さらに静岡も20日から追加と、パラリンピック会場のある東京、埼玉、千葉、静岡の1都3県すべてで緊急事態宣言が出されることになった。

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