“甘ちゃん”阪神「規定違反」のツケ!自業自得のドラフト戦略見直し、厳重注意の天理より度し難い
日本高校野球連盟(高野連)が15日、緊急オンライン会見を開いた。
事の発端は、14日の日刊ゲンダイの記事だ。阪神のスカウトが、来月に控えたドラフトで複数球団が1位候補にリストアップする天理高(奈良)の達孝太投手と7日に面談。
だが、達はその時点でプロ志望届を提出しておらず、明らかな「プロ・アマ規定違反」と報じたもので、日刊ゲンダイの取材に高野連は「対応を検討させていただきます」としていた。
高野連はこの日、天理が“志望届を提出する予定であれば、提出前でも面談は可能と誤った認識を持っていた”とし、同校の笠井野球部長と中村監督に対して、厳重注意措置の指導を行うと発表したが、「落ち度はむしろ阪神にある」と某スカウトがこう続ける。
「天理側の認識不足があったにせよ、高校生との接触にプロのスカウトは慎重に慎重を期すもの。面談前にプロ志望届提出の確認をするのは初歩の初ですよ。志望届を受理した都道府県高野連から報告を受けた日本高野連は即日、ホームページに学校名と選手の氏名を掲載して公示する。ホームページを開けば誰でも確認できるのですから、阪神の甘さは度し難い」