「高校監督時にプロ入りを勧めたのは新庄一人だけ」西日本短大付高の元監督が明かす

公開日: 更新日:

 練習も厳しく、ポール間の100本ダッシュなど、走り込みも多かった。

「だからでしょう、周りの仲間には『野球部じゃなく、陸上部に入っちゃった』と漏らしていたみたいです(笑い)」

 そんな中、浜崎氏は新庄の並々ならぬ努力も見ていた。

「アクシデントで手首や腰を痛めたこともあり、3年夏以外はほとんど大会に出ていませんでしたが、人一倍、トレーニング場で筋トレなどの個人練習をやっていた。よくやっているな、努力しているな、と」

 選手たちに厳しく接する一方で、「裸の付き合い」もしていた。

 新庄が2年生だったころ、浜崎氏は寮の風呂場で腕相撲のガチンコ勝負をした。(つづく)

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。



▽浜崎満重 1948年生まれ。79年、社会人新日鉄堺(大阪)の監督に就任、4度の都市対抗、5度の日本選手権出場へ導いた。87年に西日本短大付高(福岡)へ移ると、92年夏に全国制覇。2004~08年に延岡学園(宮崎)で監督。06年春夏に甲子園出場を果たした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇