2023年WBCの“本命”大谷は招集困難…栗山侍ジャパンの目玉はダルビッシュ有
とはいえ、実際問題として大谷が侍ジャパン入りする可能性は低い。WBC開催年の2023年にはFA権を取得。米メディアは早くも「10年340億円」の超大型契約になると報じている。米国での決勝ラウンドのみ出場、という変則パターンもあるにせよ、二刀流で調整に多くの時間を要する上に、故障リスクが伴う開幕前のWBC出場に、所属先のエンゼルスが難色を示す可能性が大だ。
栗山監督もこの日、「(大谷の招集は)必要ですか?」と報道陣に逆質問。「(チームの)全体像において必要なんであればそういうふうに思う」と微妙な言い回しに終始した。
■2023年はカブス6年契約の満了年
「もう一人の大物招集も視野に入っているといいます」とは、球界OB。
「パドレスのダルビッシュです。ダルと栗山監督は入れ替わりで、日本ハムでは一緒にやってはいないものの、親交は深い。ダルは09年WBCで世界一に貢献した。メジャー移籍後の13年、17年大会は所属球団の意向などもあって辞退したが、もともと日本代表には思い入れが強い。23年は18年にカブスと結んだ6年契約が満了する年。その時点での体の状態や契約状況に左右されますけど、37歳を迎えるシーズンで、年齢的にも代表入りは最後のチャンスになる可能性が高い。日本野球界に貢献したい気持ちから、出場を決断する可能性はあるでしょう」
ダルだけでも日の丸ユニホームを着てくれれば、盛り上がりそうだが……。