横浜M・FW前田大然がスコットランド移籍で狙う日本代表エースの座
今季J1最終節は、4日に全10試合が同時刻(午後2時)キックオフで行われるが、優勝を決めている川崎F対2位確定の横浜M戦(日産スタジアム)に注目が集まっている。
川崎のFWレアンドロ(32)と横浜MのFW前田大然(24)が、いずれも22ゴールを挙げて得点ランク1位で並び、熾烈なタイトル争いを演じているからだ。
高校球児のように短く刈り上げた頭がトレードマークの前田は、50メートル5.8秒の快足を生かしてゴールを量産中。しかし、J屈指のストライカーなのに知名度はイマイチ。東京五輪ではレギュラーになれず、森保ジャパンでは招集されてもベンチ要員が多い。
直近のW杯アジア最終予選オマーン戦(11月16日)ではベンチ入りメンバーからも外され、スタンドで試合を見守るハメになった。
「前田本人も代表FWにおける序列の低さを自覚しており、海外クラブで活躍して森保監督にアピールするしかないと思っている」とサッカー関係者がこう続ける。
「前横浜M監督のポステコグルーが指揮を執っているスコットランド1部セルティックとの移籍交渉が進み、欧州の移籍マーケットがオープンになる年明け1月中に正式発表される見込み。セルティックには、日本代表のチームメートFW古橋亨梧が所属してCFとしてブレーク中。2日のハーツ戦でリーグ戦8ゴール目、公式戦14ゴール目を決めた。前田にしてみたら、セルティックで古橋と好コンビを組んで大暴れし、序列上位の古橋とのコンビネーション面の良さも森保監督にアピールできるのではーーという思惑も持っている」
スコットランドで活躍してW杯アジア最終予選の中国戦(来年1月27日)とサウジアラビア戦(同2月1日)で結果を出し、一気に代表エースFWを狙う。