高梨沙羅の五輪に度重なる不運 女子ジャンプの申し子はルール変更に泣かされ続けてきた

公開日: 更新日:

「ウインドファクター」は、向かい風だと減点、追い風だと加点されるが、ジャンプ選手にとって、追い風は飛距離が伸びず、飛型点を左右するテレマークの姿勢が取りにくいという。ソチ五輪の高梨は、ジャンプ1回目の「ウインドファクター」が全選手中最高の3.1。つまり、それだけ追い風が強く、飛距離、飛型の両ポイントが伸び悩む原因になったわけだ。

 ジャンプのルール変更で思い出されるのは、長野五輪で「日の丸飛行隊」が金メダルを獲得した後、スキー板の長さの規定が変わり、日本勢の成績が突然、失速する事態に陥ったことだろう。

 今回問題となったスーツ規定の導入が決まったのは2012年だが、海外の報道だと「従来の検査方法とは違っていた」との指摘もある。

<高梨選手、泣く必要はないよ><まだまだ、これから>

 競技の公平性を保つのは必要とはいえ、それまでのゴールポストの位置が説明もなく変わるような変更も「ルール」と言うのだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末