西武・森がマスクに“八つ当たり”指骨折の大失態 「捕手としての所作」の欠落を名球会OB指摘
「ひと昔前なら罰金ですよ」とは、通算2081安打の西武OBの評論家・山崎裕之氏。
2日のロッテ戦でベンチで大暴れし、右手人さし指を骨折した西武の森友哉(26)のことだ。
森は八回の守備から交代した後、ロッカールームで捕手マスクを投げつけ故障。全治2カ月の大ケガで翌3日に二軍落ちした。辻監督が「チームとして許されることではない。アイツ自身が野球観をしっかり変えて、またチームのために泥だらけになってやってくれることを望むだけ」と激怒したのも当然だろう。
冒頭の山崎氏が言う。
「私が現役の頃はベンチ裏に湯飲み茶碗が置いてあり、ムシャクシャした選手たちが投げつけていた。私は『あ~、やっているな』と遠目から見ているタイプでしたが。レギュラー捕手である以上、無責任な行動です」
森は不動の正捕手であり、今季も開幕から8戦連続で先発出場。山川が右太ももの肉離れで離脱すると、代役として4番に座った。その一方で、昨季の6失策はパ・リーグの捕手で最多。守備面の課題は少なくない。