渋野日向子が米ツアーでの勝利をつかむにはグリーン上の精度アップが不可欠
シンガポールから始まった渋野のLPGAツアー参戦は、当初おどおどしてスコアをまとめることができませんでした。それも試合をこなすたびに安定感が出てきました。
自分のゴルフがいま、どうなっているのかもちゃんと理解しているはずです。
好成績は自信につながり、余裕も出てきます。
これまではスイング軌道の安定とアプローチの精度に時間を費やしてきましたが、これからはグリーン上の精度アップが不可欠です。
先週は惜しいバーディーチャンスを何回か決められませんでした。勝つにはグリーン上でのパット数が占める割合はかなり大きい。タッチ優先の距離を合わせるパットではバーディーが少なく、無理にカップを狙うと3パットのリスクもあり、リズムを崩すことになります。先週、もう一つスコアを伸ばし切れなかった、グリーン上の原因を見直すべきでしょう。
■ベストな状態で戦える準備を
プロにとってパッティングの好不調は日替わりであり、一生悩みます。