“投げたがり”佐々木朗希にロッテ首脳陣がブレーキ!「登録抹消」の裏側と今後の起用方針
「体的にも球的にも疲れているのは目に見えている」
25日に登録を抹消した佐々木朗希(20)について、井口監督はこう言っている。17日の日本ハム戦で完全投球ながら八回で降板した際も、本人やコーチ、トレーナーやアナリストと体への負担に関して話をしたそうだが、「登録抹消は最終的に首脳陣がブレーキを踏んだ結果でしょう」と、ロッテOBがこう続ける。
「佐々木朗は試合で投げたがるタイプ。昨シーズン終盤、ようやく中6日のローテーションに入りましたけど、それ以前から本人は『中6日でいけます』と話していたくらい。試合で投げたくてうずうずしていた本人を首脳陣がなだめていた経緯があるだけに、今回も疲労を危惧した首脳陣がストップをかけたと思いますよ」
昨年オフからジムに通うなど、佐々木朗の体が以前と比べてかなり強くなっているのは間違いない。とはいえ、まだ8割程度の力の入れ具合でしか投げられない。10割の出力に耐え得る肩肘でないのは本人も自覚しているだけに、休めと言われれば従わざるを得ないのだろう。