大谷初の規定投球回クリアに…正捕手スタッシの「拙守と弱肩」という意外な泣きどころ
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間16日のマリナーズ戦に登板し、6回を1本塁打含む7安打2失点8奪三振。メジャー5年目にして初めてツーシームを投げて球種を増やしたが、11勝目(7敗)はならなかった。
投球イニングは117とし、再び規定投球回に到達。勝ち星(8位タイ)、奪三振数165(3位タイ)、奪三振率12.69(1位)でア・リーグ投手部門上位につけており、サイ・ヤング賞候補にも名を連ねているものの、意外な泣きどころが判明した。
この日は六回に今季12個目の暴投を記録し、これはメジャーワースト。今季の大谷は開幕からスプリットの制球に苦しみ、他の変化球も抜けるケースが多く、暴投が増えたようだ。
■メジャーワーストのワイルドピッチ
しかし、大谷のワイルドピッチが多いのは本人の制球難だけが原因ではない。今季19試合バッテリーを組んでいる正捕手スタッシ(31)の拙守にも足を引っ張られている。メジャー5年目のスタッシはキャッチングに難があり、特に今季は捕球ミスが目立ち、パスボール7個はアストロズのマルドナド(8個)に次いでリーグワースト2位。大谷の登板時には2個のパスボールを記録している。