全米女子アマV馬場咲希“攻めのゴルフ”支えた極真空手 今季開幕前に週4で道場通い体幹トレ
馬場はそのまま入門。極真空手に活路を見出したのか、ゴルフの合間を縫って、多い時は週4回ほど道場に足を運んだ。型だけでなく、防具をつけての組手を行い、一心不乱に3時間も汗を流すこともあった。
中でも熱心に取り組んだのは、バランス感覚や体幹を鍛えるために道場が編み出した独自のトレーニングだ。
「カマボコ状に割った丸太を、カーブした面を下にして置き、その上で『型』をします。咲希ちゃんは何かをひらめいたようで、道場にあった長い棒を持ってスイングをしていた。振り抜く時は保てていた姿勢が、戻す時は崩れてしまう。それを修正したり、他にも、パンチやキックをするときに左右で体の動きが同じになるように繰り返しやっていた。トレーニングだけでなく、同年代の女子と意気投合して、出会ったその日に遊びに行く予定を立てたりと、気分転換にもなっていたと思います」(藤井氏)
馬場が次に挑むのは、24日にフランスで開幕する世界女子アマチュア団体選手権。全米アマ覇者としての重圧も、武士道精神で跳ね除けたい。