著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

MLB選手会は「世界最強の労組」ドーピングや性的暴行があろうと契約は保証される

公開日: 更新日:

■暴力的なセックスの強要

 20年のナ・リーグ、サイ・ヤング賞投手トレバー・バウアーは昨年、3年1億200万ドル(約143億円)の契約でドジャースに迎えられた。期待通りの活躍をしていたが、SM趣味の女性の「顔を叩いてほしい」「首を絞めてほしい」というメッセージに引っかかって2度のラフなセックスを楽しんだ。

 すると同6月になってその女性から「同意していないのに彼に首を絞められ、頬を叩かれ、さらにアナルセックスまでされた」と告発され裁判になった。

 結局、女性の訴えが認められたため、バウアーはMLBから2年間の出場停止処分を受けた。それを受けてドジャース球団は22年度と23年度の年俸計6000万ドル(約84億円)を支払わない決定を下した。

■家庭内暴力

 ホセ・レイエスは守備力の高い遊撃手の代表格だったが、喧嘩っ早いことでも知られた。15年のオフに家族でハワイ旅行をしていたとき、ささいなことで夫婦喧嘩になり、奥さんをボコボコにして逮捕された。その後のMLBの調査で悪質なケースと断じられたため、レイエスは51試合の出場停止となり、所属するロッキーズは51日分の給与603万ドル(約8.4億円)の支払いを拒否した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…