浅野翔吾はU18で評価爆上がり! 「右の強打者」はプロ垂涎、ドラ1“一本かぶり”に現実味
体のサイズに分かれる評価、スイング速度はすでにプロ級!
浅野といえば、プロのスカウトから「体が小さいことがネック」と指摘されることがある。たしかに体が大きければ大きいほど「出力」はデカくなるが、前出のスカウトは「彼に関しては全く問題ありません」と、こう話す。
「体のサイズについては、スカウトによって評価が分かれるところでしょう。ただ、いくら身長が低かろうが、体の線が細かろうが、スイングスピードが速ければ球速、球威がある投手にも対処できると考えている。浅野のスイングスピードはすでに150キロ前後と聞く。高校生の平均より30キロほど速く、すでにプロレベルにある。プロでの食事やトレーニングでさらに速度は上がるはずですから、心配ありません」
■野手が欲しい球団が殺到する
浅野は今秋ドラフトでの1位指名が確実視されている。別のセ球団スカウトは「今年のアマ市場は不作。野手が欲しい球団が殺到する可能性は高い」と、こう続ける。
「プロでは『右の強打者』の需要が高まっている。しかし、今年は外野手の上位候補は蛭間拓哉(早大)、西村瑠伊斗(京都外大西)と左打者が多く、内野を含めても右のスラッガーは内藤鵬(日本航空石川)くらい。絶対数が少ないのです。U18に担当スカウトを派遣している巨人はもちろん、セはほぼ全球団が将来の大砲候補を欲しがっているし、パもソフトバンク、日本ハム、オリックスなど多くの球団が浅野を高く評価。数年に一度の逸材です。木製バットへの対応力は高いし、守備、走塁のレベルも高い。プロでも早い段階から一軍で活躍できるでしょう。競合覚悟で1巡目指名する価値がある選手であることは間違いありません」
その浅野は、日本時間13日、オーストラリア戦に「1番左翼」でスタメン出場。チームはオーストラリアを5回コールドで破り、4連勝でスーパーラウンド進出を決めた。