【Get out of here】ウソだろ? 信じられない! まさか? 冗談だろ!
ショウヘイ・オオタニはどこまで進化するのだろうか?
日本時間9月1日の対ヤンキース戦で、エースのゲリット・コール投手から今季30号となる逆転3ランを放った。打球はMVP争いのライバル、アーロン・ジャッジ外野手の頭上を越えてバックスクリーンへ。その瞬間に地元アナウンサーが叫んだ言葉だ。
「Get out of here」
普通なら「ここから出て行け!」という意味になるが、「本当かよ!」「マジかよ!」「信じられない!」といったスラングで用いられることもあり、あり得ないことが起きた時に口走ることが多い。大谷の試合中継でよく使われるフレーズのひとつだ。
アナウンサーはさらに「オハヨウ・ゴザイマス! ヤンキース!」と日本語で叫んだ。「ヤンキースよ、目が覚めたか!」とでも言いたかったのだろう。他のチャンネルでも「スゴイ、ショウヘイ」「キュンです」と誰が教えたのか、日本語で絶叫している。
筆者は2000年代初頭、ニューヨークで特派員生活を送り、数年間ヤンキースとメッツの年間記者証を首にぶら下げて、松井秀喜や新庄剛志を取材する機会を得たが、当時は地元アナウンサーやリポーターが日本語を口にすることを聞いたことはなかった。