阪神次期監督への“注文”が早くも現場やOBから…鳥谷敬氏の持論には賛同の声あがる
阪神は今季限りで矢野燿大監督(53)の退任が決定。後任候補には、平田勝男二軍監督(63)、元阪神監督の岡田彰布氏(64)らの名前が挙がっている。
現場歴が長い平田二軍監督か、2005年にリーグ優勝に導いた実績のある岡田氏か。どちらにしても、フロントは阪神OBの起用にこだわっているようだ。
そんな中、OBの鳥谷敬氏(41)が先日、地元関西のテレビ番組で次期監督の適任者について、「外国人(マートン、アリアス、シーツなど)」と回答。「阪神のことをよくわかっていない人がいいんじゃないかと思った」としたうえで、「球団としてどういうチームをつくっていくのか、(外国人監督の)間にしっかり考えて、次の監督が優勝するっていう形をつくっていくと、また次の監督にどうつないでいくかっていう、阪神が強くなるためにつないでいくっていうことができる」と持論を展開した。
「平田昇格」「岡田再登板」とは一線を画すプランに、現場やOBの間では賛同の声が出ている。
「フロントは次期監督の選定に1年間の猶予があった。じっくり時間をかけて監督を選べたわけです。にもかかわらず、内部昇格や元監督の再登板というのではいかにも芸がない。鳥谷とすれば、これまでやってきたことと代わり映えしないことをやってもチームは強くならない、と言いたかったのではないか。今の阪神は、戦力があっても勝てない状態が続いている。ドラスチックな改革が必要です。鳥谷が言う外国人監督や外部からの招聘も含め、幅広く検討してしかるべきですが、そういった話は全く聞こえてきませんから」
とは、阪神OBだ。