西武・辻監督に「V逸でも続投」説が浮上するウラ 昨季最下位から一転、CS進出へ激戦中
西武・辻発彦監督(63)は今年が就任6年目。後釜には元メジャーリーガーの松井稼頭央ヘッドコーチ(46)が控えている。
「退団は既定路線だが、監督交代で決まりというわけでもない」とは西武OBだ。
チームが42年ぶりの最下位に沈んだ昨季、退任濃厚といわれながら1年契約で続投。今季は若手を鍛えながら、激戦を繰り広げた。
「辻監督は昨オフ、『契約満了ならそれはそれで仕方ない』という心境だったようです。成績に加え、年齢のこともあって監督のイスには執着していない。しかし、球団は『松井コーチにバトンタッチさせる前にチームを立て直さなければならない』と判断し、続投させた。ただ、今季優勝やCSを経ての日本シリーズ出場ならば、どうなるか。球団も形式上は続投要請をせざるを得ず、そうなれば辻監督も引き受ける可能性がある。執着はしていなくとも、積極的に監督を辞めたいわけではありませんからね」(前出のOB)
辻監督がヤクルトでの現役時代に薫陶を受けた野村克也氏は、74歳まで楽天で監督を務めた。辻監督の闘志が消えなければ、続投も十分ありそうだ。