パドレス躍進に貢献ダルビッシュ好調の秘訣は研究分析 “陰の努力”がチーム全体に波及
■チームメイトにいい刺激
地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」によれば、野手も含めてチーム最年長の旺盛な向上心に触発される投手が少なくなかった。日本ハムやソフトバンクでプレーした救援右腕のニック・マルティネス(32)らもダルに感化されたこともあり、頻繁にビデオルームに足を運ぶようになったという。
今ポストシーズン6試合に登板し、0勝1敗ながら防御率1.13と安定しているマルティネスについて、ダルは「球もいいんですけど、勉強もちゃんとしているので、変な球を投げないというのがあるから、監督からしてもすごく安心できるんだろうなという感じはします」と陰の努力を認めている。
ダルの存在もあって今季のパドレス投手陣は着実にレベルアップしており、チーム防御率は昨季の4.10から3.81と改善した。エース右腕の存在感はマウンドだけでなく、クラブハウスでも際立っている。