蝉川泰果は「ウッズのような選手」になれるか? 95年ぶりアマ日本OP制覇のスケールと将来性
シャフトクロスは一般的に過度なインサイドアウト軌道になりやすく、ダウンスイングでのヘッドコントロールが難しい部分もあって、強烈なフックボールが出るリスクもある。しかし蝉川はインパクト付近で左足かかとに体重が移動し、インサイドイン軌道に修正できるため、飛んで曲がらないと小暮プロは言う。
国内で勝てる力は十分に実証でき、日本男子ツアーには久しぶりに明るい材料だ。
PGAツアーには320ヤードオーバーが11選手もいて、300ヤードのプロはゴロゴロいる。これからケガをしない体づくり、飛距離アップ、ショット、パットとも精度を高めるなど、世界を目指すにはまだまだスキルアップが必要だ。