楽天ドラ1荘司康誠を「パワプロ」でその気にさせた 航空サービス会社社長の父親の願い

公開日: 更新日:

 卒業すると新潟県に戻り、新潟交通に就職した。長い目で見たときに、生活をするのなら地元が良いという判断だった。

 1997年に結婚し、翌年に長男(荘司の兄)、2000年に荘司が生まれた。「航空部」に所属して新潟空港内のフロント業務に携わっていた当時は、平日休みという就業スタイル。息子たちが小学校に上がるまでは、冬になると毎週のようにゲレンデに繰り出し、家族4人でスキーを楽しんだ。それでも、息子たちにさせたいスポーツは野球だったそうだ。

「強制させるわけにはいかないから、ゲームを使って、洗脳、ではありませんけどね(笑)。『パワフルプロ野球』というゲームは、選手の能力を自由にカスタマイズしたり、名前を付けたりもできるんです。すごく直球が速い投手や、とんでもない打者を作り、息子と同じ『こうせい』と名付けて一緒にプレーしました。そうして、『うわぁ、康誠すごい球を投げるね!』『康誠が打った!』とおだてるような感じで(笑)。その甲斐あって、野球に興味を持つようになってくれました」(聡さん)

■中学時代は控えの外野手

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  4. 4

    金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

  5. 5

    故みのもんたさん 闘病生活の中で本紙に語っていた「老い」と「人生最期の願い」

  1. 6

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希まさかの「先発白紙」はむしろプラス…《メジャーレベルではない》の声も

  3. 8

    山田涼介のソロ活動活発化で“亀梨和也のトラウマ”再燃…Hey! Say! JUMPファン戦々恐々

  4. 9

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇