広島・中村奨成は100万円減の年俸800万円でサイン…来季は残留でも放出でも崖っぷち
「野球に真摯に向き合うように」
フロントからこう声をかけられたという。21日の契約更改、100万円減の800万円でサインした広島・中村奨成(23)のことだ。
広陵高時代の17年夏の甲子園で大会史上最多の6本塁打をマーク。同年ドラフト1位で入団したが、プロ通算5年間で2本塁打と伸び悩んでいる。
今年10月、SNSを通じて知り合った30代の女性を妊娠させ、中絶を強要してトラブルになったことを「週刊文春」で報じられた。野球界ではこの手のスキャンダルはよくあるようで、巨人の坂本勇人(33)も「文春オンライン」で似たような問題をスッパ抜かれた。
「中村が坂本と決定的に違うのは、プロで結果を残していないこと。カープとしては地元の強豪校でプロへ多くの選手を輩出する広陵への配慮もあるだろう。ただ、秋季キャンプには参加させてもらえず、12月に行われる『現役ドラフト』のリストに入ってもおかしくない。来季も残留するにしても、結果を残せなければ戦力外は必至です」とは、広島OBだ。