巨人からベストナイン選出ゼロは当然も…ヤクルト村上宗隆が「三塁」で満票を逃す不可解
24日、セ、パ両リーグから発表されたベストナインで、2015年以来、7年ぶりに選出ゼロだったのが巨人だ。
有効投票総数は299票で、そのうち最も票を集めたのは外野手部門6位の丸の101票、次に多かったのは捕手で3位の大城の32票、一塁手で5位の中田の27票。投手部門では12勝の戸郷と10勝の菅野には1票も入らなかった。巨人は今季4位と、5年ぶりのBクラスに低迷したから当然といえば当然か。
そこへいくと不可解だったのが村上(22=ヤクルト)が三塁手部門で満票を得られなかったことだ。
■残る1票はDeNAの宮崎に
56本塁打を放って日本人最多記録を更新したばかりか、史上最年少で三冠王を獲得。個人タイトルを総ナメにしたのはもちろん、チームの2年連続リーグ優勝の立役者なのは誰の目にも明らかなのに獲得したのは298票。残る1票は宮崎(33=DeNA)が獲得したのだ。宮崎は打率.300(リーグ4位)、16本塁打(同15位)、50打点(同19位)、9失策(同12位)。好守ともそれなりの成績を残したには違いないが、数字に表れない部分も含めて果たして村上をしのぐものだったのかどうか。