日本の楽勝ムード漂うコスタリカ戦には落とし穴…スペイン戦とは見違えるチームの可能性

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 さらに中山氏は7失点した絶対的守護神ナバスについても「所属しているパリSGではイタリア代表GKドンナルンマの控えに甘んじて出場機会が全くなかった。直前のイラク代表との親善試合で実戦感覚を養うはずが、中止になってしまい、初戦がぶっつけ本番だった。ただ、1試合出たことで次戦は修正してくるでしょう」とも指摘しているのだ。

 日本のコンディション面も問題だ。左ふくらはぎの違和感でドイツ戦を欠場したMF守田英正(27=スポルティング)はコスタリカ戦に「出場OK」と宣言したが、DF酒井宏樹(32=浦和)は左太もも裏、DF冨安健洋(24=アーセナル)は右太もも裏の違和感のため、共に全体練習に参加しなかった。24日に病院で検査を受けた酒井は練習会場で「もちろん痛みはある」と話した。最終ラインの2人の出場が絶望的となったのは、大きな不安材料である。

本田圭佑は2勝1敗で3チームの可能性警戒

 コスタリカはこの日、ウオーミングアップすら公開しない完全非公開練習を行い、日本戦に向けた調整を行った。久保は「0-7で負けた後だし、次は絶対に勝たないと彼らのW杯が終わってしまう。今回は相手が前に出てこないといけないので、前線の選手が本来の輝きを放てると思う」とガンガン攻めることを示唆する一方、先を見据える森保一監督(54)は主力を休ませることをほのめかしている。ただ、元日本代表エースの本田圭佑はテレビ朝日系「報道ステーション」に出演し、ドイツがスペインに勝って日本を含めた3チームが2勝1敗で並び、得失点差争いになることを想定。「できるだけコスタリカには大差で勝ちたいけど、そんな甘い相手じゃない」と語っている。

 メンバーを落として大差勝利とは虫が良すぎないか。“ドン引き”したコスタリカにがっちり守られ大苦戦、なんてことになりかねない。油断は禁物である。

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