今オフも早期引退に追い込まれるプロ野球選手続出で…選手会の言い分は?

公開日: 更新日:

 今オフも多くの選手が戦力外通告を受けた。中でも、一つの節目となる高卒3年目で見切りをつけられた選手が目立った。

 DeNAは田部隼人(20=2019年ドラフト5位)と浅田将汰(21=同7位)が戦力外となり引退を決意。巨人の伊藤海斗(21=同6位)は今季から育成に降格し戦力外に。このオフ、トライアウトを受けたが今のところ手を挙げる球団はない。育成選手ともなると、早々にクビになるケースは枚挙にいとまがない。

 高卒新人は二軍でじっくり育てるイメージがあるものの、その恩恵を受けられるのは将来を見込まれた一部のスター候補生の特権といえる。故障者を育成で再契約する球団が多い一方で、近年は選手の見切りが早くなっているのではないか。

 選手会はこの現状をどう捉えているのか。森忠仁事務局長は言う。

「(球団内で)純粋に競争ができていて、力を評価された結果であれば戦力外でも仕方ない。ですが、その評価自体が分かりづらいところはある。特に最近は早く見切りをつけられる人と、現役を長く続けられる人との差が激しくなっている。選手が納得いくような形で引退しているかどうか気になるところです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…