楽天・石井GMは来期監督専念でケジメ…巨人は2年連続V逸でも「原全権監督」居座りの疑問

公開日: 更新日:

 しかし、原監督は現場指揮官でもある。監督は勝つことが本分とあれば、チームの将来よりも目先の勝利が優先。今オフは松田宣浩(39)や長野久義(37)らを獲得し、いよいよ新陳代謝は遅れるばかりだ。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。

「メジャーではブレーブスのボビー・コックスが1990年シーズン途中に監督とGMを兼任した程度。翌年には監督専任になった。原監督に近い例では、エンゼルスのマイク・ソーシア元監督でしょう。オーナーに気に入られ、2000年から18年まで監督を務め、その間にソリの合わないGMのクビを何人も飛ばしている。そのエンゼルスもソーシア監督時代は潤沢な資金で補強をしながらも、ワールドシリーズを制覇した02年以降は地区優勝止まり。すっかり育成下手の球団になってしまった。現場指揮官である監督がプロであるように、チーム編成の担当者も専門的に教育されたプロ、というのがメジャーでの考えです」

 もちろん日本には、日本のやり方があるだろうが、それでも監督が目先の勝利欲しさに編成部門まで仕切るチームは、お先真っ暗である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末