ターナーのRソックス入りは吉田正尚に追い風 圧倒的経験と情報量、守備位置の指示も的確
ジャスティン・ターナー(内野手/38歳)
来季、メジャー15年目を迎えるベテランだ。
今オフ、ドジャースからFAになりレ軍と2年30億円で合意した。ド軍では不動の三塁手として3度のリーグ優勝(2017、18、20年)とワールドシリーズ制覇(20年)に貢献。17年のリーグ優勝決定シリーズでは打率.333、2本塁打、7打点でMVPに選ばれるなど、ポストシーズンで勝負強さを発揮してきた。
豊富な経験に加え、研究熱心なことから、古巣ではクラブハウスリーダーとしてチームをまとめてきた。
■一塁兼DH起用の見込みも、三塁にこだわり
「ドジャースは豊富な資金力で選手をかき集めている印象があるものの、今季まで10年連続ポストシーズン進出を果たしたのは、ターナーの存在が大きかった。ド軍では試合前に選手だけでミーティングを行い、相手投手の攻略法や狙い球、守備陣形などの徹底を図っている。ミーティングでは各選手が自由に発言できるが、最終的にはターナーが意見を集約してロバーツ監督に報告するなど首脳陣とのパイプ役も担ってきた。相手投手の特徴などを把握しているため、ナインへの助言は的確だった」(米放送関係者)