侍J選出濃厚の楽天・松井裕樹 WBC参戦と最年少200セーブが今オフのメジャー挑戦を後押し

公開日: 更新日:

 世界の舞台を知る松井裕が長らく秘めてきたのが大リーグ挑戦の夢。昨年オフまで9年間にわたって自主トレで師事してきた田中将大からワールドクラスの野球を教わり、静かにその夢を膨らませてきた。

「田中の背中を見て育ち、クローザーの位置を確立していった松井にとって、メジャーで活躍した後、古巣に戻って苦労する田中の姿もまた印象的だったようです。『夢があるなら行けるときに行かなければきっと後悔する』という気持ちがより強くなっているのではないか」(球界関係者)

 順調なら海外FA権は今季中に取得予定。19年オフに結んだ4年契約は今季で満了する。現在通算197セーブで、今季中の200セーブ到達は間違いないだろう。達成すればDeNA山崎康晃の持つ最年少記録(29歳10カ月)を大幅に塗り替える。

 節目の記録を引っ提げての「メジャー宣言」解禁──。今オフ、大手を振って海を渡ることになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動